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是清。の部屋


[125] 死に物狂い。
詩人:是清。 [投票][編集]

甘い・見落した穴に突き落とされた
知らない・貴方に・心なし・僕は震える。

爪を立てた夜のあぎとに・仕返しされてる
靴擦れと物音・汚されたばかりの咽喉。

触らないで・走る僕・死に物狂いで
手放す逃げる「もう誰も居ないんだよ」

侵された夜の代償に・此処に立ってる
道連れと足跡・狂わせた秤の底

試さないで・走る僕・死に物狂いで
追い掛ける捕まる「離さないで。」

もうずっと此処で立ち止まって居たんだよ
想像と妄想と現の狭間に挟まれた足が痛んだよ
うつ伏せになったあざとい月
壊せば良い壊せば良い

触らないで・走る僕・死に物狂いで
手放す逃げる「もう誰も居ないんだよ」
試さないで・走る僕・死に物狂いで
追い掛ける捕まる「離さないで。」
愛さないで・走る僕・死に物狂いで。

2004/06/22 (Tue)

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