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是清。の部屋


[65] 方向性。
詩人:是清。 [投票][編集]

本来の姿を隠した町で
僕等はじつくりと焼かれて行く
生暖かい風の吹く町で
僕等は根を張り、広がつて行く

今は未だ謁る事の無い若い傲慢さ
予め区切られた場所で藻掻く人生?
「明日何か来ないさ。」

贅沢過ぎて夢何か見れない
今此之瞬間で手一杯なのさ
要領の悪い僕等

上を視て何度も欠伸を繰り返す
多忙とは云へず
退屈とも云えない毎日
前向きにと云はれても
どちらが前何て事判りやうが無いのさ
鮮やかさ、の無い僕等

上手く誤魔化す事が
出来たらどんなにか良いだらう
座り込む事等せず
取り敢えず真直ぐ見詰めて居たいだけ。

2004/06/09 (Wed)

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