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清彦の部屋  〜 投稿順表示 〜


[11] Walk
詩人:清彦 [投票][編集]


悲しい事に眼を向ければ

それは悲しいだろう


楽しい事に身体を預ければ

それは楽しいだろう




昨日の雨が嘘のように晴れてる

僕は鼓動に耳を傾けて

深く眠りにつく




泣いたり笑ったり

離れたり寄り添ったり


写真でさえ色褪せて

僕らはいつだって

変われるはず

今までなんて

無かったみたいに

また歩きだすのさ




 

2011/11/03 (Thu)

[12] 月人
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時間を止める魔法は

君の中にあった気がするんだ

深く暗く真っ黒い程

愛に染まった

心の底を歩いた場所に



誰が何を知ってるというのさ

僕らが刻んだものは

今はもう動かないとしても

確かなものだったのさ


日は暮れて

永い夜が訪れ

やがて全てが

嘘になってしまっても

僕が此処にいるように

確かに何かが在った




時計の針さえ

止めてしまいそうな

希望よりは絶望にも似たくらいの

衝撃的な愛だったんだよ


もし君が全てを

忘れてしまったとしても

僕は

語り続けるから





 

2011/11/06 (Sun)

[13] あの日睨んだ空
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駅のホームで

座り込み電車を待つ

空を睨むように

見上げては孤独だった

きっとそれは同時に

孤高でもあったはずなんだ



貧乏な事にだって

プライドを持てた

些細な言葉だけで

怒りに震えた

恥ずかしい事さえ

楽しんでしまえた

俺が俺じゃなきゃ

生きられなかった



つまり僕はもう既に

あの頃の僕じゃない

あの娘が愛していた僕は

この世には存在しない



時々襲ってきた強烈な焦りも

「あいつは馬鹿だ」って周りからの評判も

都合が良過ぎる行き過ぎた我が儘も

詩を考える時に襲われる絶望感も

「お前がいなきゃ、愛が無ければ生きられない」と

本気で叫んでもがいていた俺も

全て消えたんだ

ドス黒いインクの下

二度と現れないように塗りつぶした





そして僕は今

青空をただ見上げる

何の衝動も起こらない

平和な青空を見上げる


俺が生きてる理由は

何だっただろう

恐らく君の事さえ

忘れてしまうだろう


このまま雲のように

流れていくのか

ゆっくりと穏やかな平凡に

流されていくのか




 

2011/11/07 (Mon)

[14] 毎日
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また朝が来るさ





現実も夢も妄想も

今では大差は無い事だ


僕は僕として生きて

記憶を溜め込んでいく



きっとこれだって

夢の中の夢なんだろう


物事は連続性で成立ってるけど

それは多分

いくらだって注ぎ足す事が可能で




あの娘がどんな人生を過ごそうが

僕はまた

君の知らない

明後日の方向へ



歩き出す







 

2011/11/20 (Sun)

[15] 太陽を見てた
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僕は君を許せないだろう

あの夏から僕は壊れたままさ





やっぱり若過ぎたのだろう


君の制服姿が

全てだった



駐車場で待ちぼうけた時間は

やっぱり君の本性を予感していた



僕がたまに発揮した優しさには

恐ろしい秘密がある気がする


子供みたいな感性が

何かを知っているはずなんだ




ああ

懐かしい


まるでファンタジー世界のように眩しい太陽

あれが夕日か







夏…




吐き気がしたんだよ










やっぱり

僕は君を許せないだろう

さよなら




 

2011/11/20 (Sun)

[16] 
詩人:清彦 [投票][編集]



そしていつか

また輝くはずだ

あの日落ちた

雫みたいに




ちょっとここいらで

座ってみよう


通りゆく人も

吹き去る風も

やがて行方知れず


空気によく耳を澄ますんだ

俺が今何処へ向かうべきか

聞き逃さぬように



ベラベラ喋りまくる

卑屈な詩人さ

理屈も思想も過去も未来も

歩くたび

音色を変えて


生きる事

単純な線のはずが

複雑に絡みついている




もう

過去る日々

雲のように

形を変えて

空に身を任せて



今度

手を伸ばせば

何を掴むのだろう

何だっていいはずだ

そこ確かな感触があれば





そしていつか

また輝くはずだ

あの日落ちた

雫みたいに




 

2011/12/17 (Sat)

[17] 鼓動
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いったい何処へ向かえば良い?

こんなにも真っ暗な場所で

疲れ切った足で


いったい何を歌えば良い?

もう枯れ果てた声で

冷め切った心で





どうか涙よ

流れてくれないか

僕はどうして

ここにいるのだろう




愛が全てだって

本気で思っていたよ

今じゃもう

わからない事だらけで

立ち尽くしてしまうけど


こうして声を上げて

叫んでみれば

まだ少し鼓動が震えるんだ





眼を閉じた瞬間

見える景色がある

胸に刻んだ記憶の破片が

本当は覚えているんだ

いくつもの音で

いくつもの声で




愛が全てだって

本気で思っていたよ

今じゃもう

わからない事だらけで

立ち尽くしてしまうけど


こうして声を上げて

叫んでみれば

まだ少し鼓動が震えるんだ



鳴り止むまで



やがて

鳴り止むまで



 

2011/12/17 (Sat)

[18] タイトル未定
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この永く永い夜に

僕はまた少し君を忘れる

霞んでしまう度にまた

強く刻まれながら



深く潜り込むように

瞼の中へ閉じ籠る

強く覚悟を決める程

美しくて

どうしようも無い




2011/12/23 (Fri)

[19] 出発点
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右か 左か…

そんな単純な選択肢じゃない


今僕が立っているのは

幾千も選んだ言葉や仕草で

たどり着いた場所さ




瞼を強く閉じれば

次に眼を開いた時には

全く違う景色が広がってて

そこには笑顔の君がいて

あの頃みたいな日々に戻るんだ

そんな妄想をしてみると

余計に悲しくて





僕らはいつだって

何かに追われながら

何かを追い求めた

どんな結末が待ってるのかな

追いつかれては逃げ

掴まえては追いかけ



やがてたどり着く終着点

そこは同時に再出発点

疲れてやっと立ち止まって

振り返ってみるけど

そこには決して

誰もいなくて

ただ雲が流れる





好きか 嫌いか…

そんな単純な気持ちじゃない

今僕が想ってることは


瞼で遮ったのは昨日のほうさ

次の明日へさあ

歩きだそう




 

2012/01/07 (Sat)

[20] 好き!!
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好きだ!

君が

好きだー!



会う度に君に

僕は笑いながら

いかにも冗談ぽく

口説くように話し掛けて

君はいつもそれを笑って

はぐらかしているけど

本当に

本当に好きなんだー!

一目惚れしたんだ!



多分気付いてるとも思うけど

大好きなんだー!



なんで結婚してんだー!

仕方ないけど…

仕方なくない…


うわあー

笑顔可愛過ぎ。



くっそー!



あと三年早く出会ってれば…



まあ しゃあないか…


これからも好きだし

無理くり諦めるつもりも無いけど


告白はしない!

絶っっ対に!!!!

2012/01/07 (Sat)
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