詩人:清彦 | [投票][編集] |
ねえ あれから
大分時間が経ったようだ
なんだか多くの物を
見過ごしてきた気がするけど
胸の内はまだこんなにも
欲望で溢れかえっているよ
許されたい事 許せない事
知らない物 見たくない物
話したい人 抱き締めたい人
愛したい人
決して覆る事が無い答を
どうやって受け止めたらいい?
傷つけ合う事さえも
必然的だとするなら
ただ生きる事だけが全てじゃないと
思わずにはいられない
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風が落ち葉をすくい上げる
僕は季節をまた乗り継いで行く
誰がどんな目にあっても
僕はもう構ってあげられない
足を止めてしまうわけにはいかない
夜空はあんなにも綺麗だね
だけどまるでさ
捕らえ方によってはさ
それは悲観的じゃないかい
僕は触れたい
走り出してみたい
確かに生きてるこの感触を
鼓動を 叫びを
使い切ってみたい
風が身体を突き抜ける
僕は僕を上手く乗りこなしていきたい
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僕はとっても嫉妬深い
そしてこんなにも器が小さい
あの娘が昔の男の話をしている横顔を見ながら
僕の頭の中恐ろしい妄想があぶり出た
世の中は
尻軽女だらけだ
大人しそうで色白美人のあの同級生だって
AV女優を目指して学校を辞めてったそうじゃないか
もうこのまま普通に生きては
いつどこでいつの間に
裏切られる事か
未来に出会うはずの人が
今頃乱交パーティしてるかもしれないぜ
なんてね
俺が許せる方法は
たったのひとつ
自分がそいつよりも沢山
女を抱けばいい
自分が納得するまで
セックスしまくればいい
もう自分が納得するまで
もう自分が悲しくなるまで
もう自分が嫌になるくらい
もう自分が恥ずかしくなる程
もう僕は
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僕はどうしても捻くれ者で
いつだって
どんな言葉を言われたって
機嫌が悪い時は特に
素直になんかなれずに
塞ぎ込んでしまう
恋の棺を引きずってさ迷う
怒れる歌人のようにシュールだよ
そうだこの感覚
いつまでだって
天の邪鬼でいるんだ
怒り 怒り
嫌悪して
感触を忘れないで
無様で滑稽極まりない
孤高の雄であれ!
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ほんの些細な事だけどさ
いくら扉をノックし続けたって
僕が鼓動を続けるように
満足できる答は帰ってこない
きっと待つから向かえに来ない
目指すからたどり着けない
光と陰みたいに
混ざり合わない模様で
決して繋がる事は無いけど
求め続けるからそこに
この僕の姿が在って
ふと君の笑顔が広がって
涙で世界が潤ってる
綺麗な光だよ
どうせ忘れられるならこそと
忘れてやろうとしたって
歯を食いしばる顔は不細工で
想う程上手くはいかなくて
見上げれば嫌味なくらいの
綺麗な光だよ
幾千の涙で煌めいてる
星空みたいな日々だろう
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「いつかきっとまた…」だなんて
どこかで思ってしまっているんだろう
特にこんな夜には
夢に惑わされて
人は立ち止まった時にようやく
疲れてる事に気付くんだよ
大事な物は何だったかな
今日はこれで良かったのかな
答なんか最初から期待してない
空白の自問自答
信号が変わると
ふと我に帰って
急ぐように次の道へ
振り返りもせずに渡るのさ
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「本気で好きになんかなれっこない。」と
そう言った通りなのかな
君の笑顔は美しい
そしてこんなにも激しい
僕の心を震わせてくれる
あれからはこんな気持ち
殆ど無かったんだよ
想う度 苦しむ事くらい
だいぶ前から解っていた
宇宙に浮いてみたいや
思う存分謎を探ってみたい
重力という法則を突破って
ロケット式で 打ち上げてみたいんだよ
"憧れ"
そうとも言えるのかな
綺麗なはずだよ
手に触れて見てみたい
隣で
ただ君がいるだけで
笑っているだけで
こんなにも
胸が震える
君が誰かの為に生きて
僕はそれを今見ている
儚くも手の届かない
美しい
空の色
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どうかしてたんだね
君が愛し過ぎて
まるで夢の中
まどろんでいた
はっきり覚えてるのは
君のまなざし
僕を突き刺すような
綺麗な瞳
おかしいね
今更 好きだと言って
涙に変わったって
苦しくて仕方ないのに
何処か遠くできっと
君が暮らしているってだけで
恋しくて 愛しくて
まだきっと僕は夢の中
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ありったけの金を注ぎ込んで
何か夢を買ってみたい
ムカつく奴をぶっ飛ばして
道の真ん中を堂々と歩きたい
何かの拍子に
リズムを合わせて
ジャンプすれば
飛べそうだよ
いつまでも
転んだままじゃいられない
こないだ夢にまた
あの娘が現れたけど
その日 遂にフってやったよ
起きた時生まれ変わったようだった
人間は呑気な生き物なんだ
不幸のひとつやふたつ
笑い飛ばしてやる
恥なんて晒した者勝ちさ
人生の経験値はいろいろあって
自己嫌悪と葛藤なんか
いつかどうでもよくなるよ
何かの拍子に
リズムを合わせて
ジャンプすれば
飛べそうだよ
いつまでも
転んだままじゃいられない
寝転んだまま見上げた空が
暖かそうで憧れた
こっちおいでって
手招きしてる
転んだままじゃいられない
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くわえ煙草がよくお似合いで
シケたツラで人々を見送る
ああ あの駅のようだ
記憶の狭間行き交う
疲れているのか
気持ち良くなってきて
そのまま今までが
夢だったみたいに
閉じて行く
車のクラクションで
再び時間が動き出す
あの頃から時々
何処に生きてるのか
わからなくなるよ
ほんの少しの希望を
ポケットに握り締めて
きっと何もかもが違う
違うんだよ
時は溢れ出すように
容赦無く流れて
全て飲み込んで行く