詩人:清彦 | [投票][編集] |
近頃はよく眠れます
部屋は相変わらず散らかっていて
窓の光はカーテンを貫いて
煙草の煙が空中で踊っています
染み付いたこの暮らしに
呆れながら成れ果て
昔の事を平気な顔して
ベラベラ喋って生きるのです
今日 また明日が来る事わかって
どうしようもないから
全部もう 無しにしてしまいたい
しがみつくものなんて
どうせろくなもんじゃない
手ぶらで何処にでも行ける
さすらいの人に憧れるのさ
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ああ、考え始めたら
足元がおぼつかない
世の中はこれでいいのか
僕は何故まだ生きてるんだろう
きっと惰性だよ ただの
詩が書けないし
歌は歌えないよ
空は相変わらず青いし
思い出は何時だって美しいさ
暴力的な衝動は消えたけど
良いも悪いも無くなって
僕はなんとなくぼんやりと
毎日をこなすだけ
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ただ通りすぎて行く景色を
アホみたいな顔で見送っていけば良い
ただでさえ世の中は目まぐるしいのに
足りないものを探すのはおこがましい
通りすがりの自動販売機も
立ち尽くす姿はまるで僕らのよう
何もなかったような振る舞いで
ガタンゴトン言っている
めぐるめぐる 季節のどこかで
確かに感じる君と過ごした
一瞬の出来事
僕は夢中だったよ
そうまさに夢の中だったんだよ
目が覚めて 僕は泣いた
なあ 夢の中じゃ王子様だったのに
見渡せば部屋はゴミで散らかってる
何があったって
それが現実だって頷いて
もう 目が覚めて 僕は泣いた
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こんなはずじゃなかったはずだ
僕は全てを思い出し始める
眼球をひんむいて
取り残されたまんま
立ち尽くすしか
いずれ思い返すだろう
この悲劇の動機を
一歩一歩上るたび
俺が空っぽになり始める
思い通りに時は動いていたのに
空を陰が覆い始める
何も間違ってはいなかったんだ
喧騒を掻き消す 脳裏を過った疑問
オレハ ダレダ
こうなることは解っていたはずだ
僕は全てを思い出し始める
眼球をひんむいて
取り残されたまんま
もう
立ち尽くすしか
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信号は赤 僕は立ち止まる
人と車の流れ ぼんやり
あの歌のように見ていた
もうどれくらい 経ったのだろう
僕は変わってしまったかな
耳を塞げば今も聞こえるのに
屁理屈で囲った箱の中を
ガサガサうろつく毎日
明らかに重すぎた罪
痛すぎて血が出そうだ
その場で膝まずいて
絶望する様は懺悔みたい
信号は赤のまんま
あれ?もう夜
空は藍色より漆黒じゃないか
また
青空が見たいよ
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君の 名前
プログラム だとしても
もう ただ
愛 しい
なり損ないの
果てる術も 無い ココロ
必要以上 に 記憶 している
響き だけで 疼いてしまう よ
反応を 繰り返す システム
だけど 常 に 構造はシンプル
線 と 線 繋がる たびに
アクセスする 痛みの ワード
君の 名前
プログラム だとしても
もう ただ
愛 しい
間違いも なく
反応する 置き去り の 記録
君の 名前
ずっと 残り 続ける
痛みの ワード
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マトモぶってる 窮屈な空間で
みんなどうして平気でいられる
足跡交錯する駅で
ベルが大きな音を鳴らす
突然妙な不安が押し寄せたから
この手を見つめた
回りだしたダイヤ 私利私欲も
みんな渦になって 運びだすから
苦楽背負って見上げた空
あの星は何処へ ガタガタ揺れる
ぶつくさ空気に語るあのおじさん
いったい何があったというのだろう
窓に映る自分の姿
俺は本当に正気か?
ロールをこなすいっそ駒なら
割り切って 生きていけるのに
苦楽背負って見上げた空
あの星は何処へ ガタガタ揺れる
あの時 感じた不安だ
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自分の事ばっかり考えると
解んなくなって苦しくなるから
他人の事を考えてみよう!
僕は他人ありきだと自覚
これくらい気楽な方が
世界は美しい!
テーマはやっぱり愛
ラブソングを歌いましょう
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僕のこと好きだなんて
嘘 なんだろう
解ってるよ そんなこと
僕はそこまで アホじゃない
君を包み込む
沢山の綺麗な彩り
確かな事はひとつだけ
僕は君と 居たいんだ
鍋の蓋の裏 滴で濡れてる
持ち上げたらこぼれてしまう
息を飲み込んで ふと思い立った事
考えちゃいけなくて そっと閉じる
駆け引きなんかいらないよ
嘘も真実も何も関係ない
雨が降ったって 傘が無くたって
それがどうしたっていうのさ
愛してるなんて
嘘 なんだろう
解ってるよ そんなこと
僕の人生そこまで 甘くない
それでも
僕を包み込む
僅かでも確かな温もり
確かな事は ひとつだけ
僕は君と 居たいんだ
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額縁なんか何処にも見当たらない
こんなもただの哲学なんだ
そんな事よりあの頃あいつが悟った事
人生を棒に振るならどうせならフルスイングで!
嘘だとしたって全て感じるんだから
精一杯のめり込んじゃえ!