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清彦の部屋  〜 新着順表示 〜


[33] 右手
詩人:清彦 [投票][編集]


コードは常に単純に

しかしテンションを持って

転調感で緊張感を宿して



溢れ出すリズム

細切れに刻む

歯切れ良く



煩悩を消し去るのか

もしくは全て煩悩か

詩も無しに

感覚だけに

全て狂う






だけど



ズレてるよ


他人との感覚も


おい まさか リズムさえも




たまに高揚感に任せて


自分ごとぶっ壊したくなる






ああ





なあ

生き方




こんなんで



いいの?





 

2012/02/28 (Tue)

[32] 退屈な窓の外か内側か
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光を映し出しているような

闇を閉込めるような


外の陰

窓の淵

埃を指で拭き取る



ごまかし続けて

生きてるのか


憧れにさえ顔を逸らして


周りの雑音を

払う術ばかり身に着いて

これじゃ確かな叫びも

聞こえない




大きな声で

深く胸の底から

歌いたい



 

2012/02/27 (Mon)

[31] 道標
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しおりを挟んで

息を止めるように時間が止まる

ここから先は

語るべきじゃないと



君の中で そっと

僕の役目が終わったようで

僕は全てを瞼と閉じる



何も無かったみたい

まるであの空は


何処へでも行けるはず

行けるはずなのに

踏み出せない

ここから動けない




どうすればいい?

君に聞きたくて仕方ない

終わったはずの自分を

信じたくなくて


突き飛ばされてもいい

背中を押してくれ

君の指した指が

確かな道標





 

2012/02/27 (Mon)

[30] 濁流
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くわえ煙草がよくお似合いで

シケたツラで人々を見送る

ああ あの駅のようだ



記憶の狭間行き交う

疲れているのか

気持ち良くなってきて
そのまま今までが

夢だったみたいに

閉じて行く


車のクラクションで

再び時間が動き出す




あの頃から時々

何処に生きてるのか

わからなくなるよ


ほんの少しの希望を

ポケットに握り締めて


きっと何もかもが違う

違うんだよ


時は溢れ出すように

容赦無く流れて

全て飲み込んで行く



 

2012/02/23 (Thu)

[29] 転んだままじゃ
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ありったけの金を注ぎ込んで

何か夢を買ってみたい


ムカつく奴をぶっ飛ばして

道の真ん中を堂々と歩きたい



何かの拍子に

リズムを合わせて

ジャンプすれば

飛べそうだよ

いつまでも

転んだままじゃいられない




こないだ夢にまた

あの娘が現れたけど


その日 遂にフってやったよ

起きた時生まれ変わったようだった


人間は呑気な生き物なんだ

不幸のひとつやふたつ

笑い飛ばしてやる



恥なんて晒した者勝ちさ

人生の経験値はいろいろあって

自己嫌悪と葛藤なんか

いつかどうでもよくなるよ



何かの拍子に

リズムを合わせて

ジャンプすれば

飛べそうだよ

いつまでも

転んだままじゃいられない


寝転んだまま見上げた空が

暖かそうで憧れた

こっちおいでって

手招きしてる

転んだままじゃいられない



 

2012/02/22 (Wed)

[28] まどろみ
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どうかしてたんだね

君が愛し過ぎて

まるで夢の中

まどろんでいた



はっきり覚えてるのは

君のまなざし

僕を突き刺すような

綺麗な瞳



おかしいね

今更 好きだと言って

涙に変わったって

苦しくて仕方ないのに


何処か遠くできっと

君が暮らしているってだけで

恋しくて 愛しくて

まだきっと僕は夢の中



 

2012/02/18 (Sat)

[27] 空の色
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「本気で好きになんかなれっこない。」と

そう言った通りなのかな


君の笑顔は美しい

そしてこんなにも激しい

僕の心を震わせてくれる



あれからはこんな気持ち

殆ど無かったんだよ

想う度 苦しむ事くらい

だいぶ前から解っていた




宇宙に浮いてみたいや

思う存分謎を探ってみたい

重力という法則を突破って

ロケット式で 打ち上げてみたいんだよ



"憧れ"

そうとも言えるのかな

綺麗なはずだよ

手に触れて見てみたい

隣で

ただ君がいるだけで

笑っているだけで

こんなにも

胸が震える




君が誰かの為に生きて

僕はそれを今見ている

儚くも手の届かない

美しい

空の色



 

2012/02/02 (Thu)

[26] 日常のあるひと拍
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「いつかきっとまた…」だなんて

どこかで思ってしまっているんだろう

特にこんな夜には

夢に惑わされて



人は立ち止まった時にようやく

疲れてる事に気付くんだよ

大事な物は何だったかな

今日はこれで良かったのかな

答なんか最初から期待してない

空白の自問自答



信号が変わると

ふと我に帰って

急ぐように次の道へ

振り返りもせずに渡るのさ




 

2012/02/02 (Thu)

[25] 星空みたいに
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ほんの些細な事だけどさ

いくら扉をノックし続けたって

僕が鼓動を続けるように

満足できる答は帰ってこない



きっと待つから向かえに来ない

目指すからたどり着けない


光と陰みたいに

混ざり合わない模様で

決して繋がる事は無いけど


求め続けるからそこに

この僕の姿が在って

ふと君の笑顔が広がって

涙で世界が潤ってる

綺麗な光だよ



どうせ忘れられるならこそと

忘れてやろうとしたって

歯を食いしばる顔は不細工で

想う程上手くはいかなくて

見上げれば嫌味なくらいの

綺麗な光だよ




幾千の涙で煌めいてる

星空みたいな日々だろう



 

2012/01/31 (Tue)

[24] 天の邪鬼
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僕はどうしても捻くれ者で

いつだって

どんな言葉を言われたって

機嫌が悪い時は特に

素直になんかなれずに

塞ぎ込んでしまう




恋の棺を引きずってさ迷う

怒れる歌人のようにシュールだよ



そうだこの感覚

いつまでだって

天の邪鬼でいるんだ


怒り 怒り

嫌悪して

感触を忘れないで


無様で滑稽極まりない

孤高の雄であれ!



 

2012/01/28 (Sat)
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