詩人:清彦 | [投票][編集] |
貧乏だって
独身だって
惨めだって
笑われたって
指差されたって
俺は俺のまま死にたい
俺をつき動かすのは
いつも怒りだ
叫び 怒り 嫌悪して
感覚を研ぎ澄まして
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何度繰り返し傷ついて
何度繰り返し傷つけて
生きてきたのだろう
この身体中傷だらけで
海面に足を踏み入れただけで
焼ける程あちこち痛い
この空の光すらも
届かない程深い場所に
大事な物があるんだ
息を止めて痛みを
我慢してみても
少しも潜れないや
無性に
怖くなってきたんだ
あなたが
哀しみや
絶望や
こんな僕を
あなたが
忘れる事が
そして僕は
時々こうして
海を眺めているよ
潮風で身体中の傷を
ヒリヒリさせながら
こうして
海を眺めているんだよ
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過ぎた 話さ
遠くかすむ 景色のように
ぼやけた視野で眺めてる
おぼろげに交錯してる
人は痛みを強く記憶する度
大人になっていくんだろう
それでもあの時の歌声は
真実さ
嘘なんか無い
誠の叫びさ
あなたの体温が
忘れられなくて
涙をたまに流すのさ
ただ生きて行く事だけが
全てじゃないと
この熱い涙が
物語ってるんだろう
繰り返し
降り注ぐ雨みたいに
僕は時々叫びだすだろう
このメロディ
どこか懐かしい音
記憶に響き