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清彦の部屋


[120] 創造と破壊のダンス
詩人:清彦 [投票][編集]

腐ったワイドショー

マスコミのやりかたはいつだって

ファミレスに長い時間居座る

下らない陰口のグループみたいだ



すでに吸い殻で溢れそうな灰皿に

最後のひとくちを吸い込んで

次こそは片付けなくちゃと

いくつも抱えた問題ごとねじ込む



昔は親子揃って川の字でもつくって

家族で眠るなどと想像したけど

川の字は眉間にばかり浮かばせて

流れるのは情報ばかり



網の目を掻い潜るように

選択に選択を重ねてると思わせといて

まるで人生はあみだくじだ

迷路のような選択は出来ない

枝分かれのルートの上で

誰かと出逢い別れながら

スクリーンでも

観てるかのような景色の中を

ただ進んで行くしかないのだ



それならそうと

前のめりに倒れていくさま

魅せられてみようじゃない

いったい

空気が僕を吸い込むのか

僕が空気を裂いていくのか



虚妄に実行

ロケットに夢

機関銃に楽器

涙にハンケチーフ


あらゆる関係性に因果して

組み込まれる僕のハーモニー


抱えきれない程の問題に

崩れ去る築いたハーモニー


人と人が生きてくすべてで

実は全てが最善の選択を織り成していく

創造と破壊のダンス



2015/09/25 (Fri)

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