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清彦の部屋


[124] 素晴らしき音楽
詩人:清彦 [投票][編集]

感動的なピアノの旋律

母胎に包まれたように

重低音が薄く伸びていく

芸術品の階段ように、もしくは

海のやや規則的な波のように

音が低音のシーツの上に

美しく沿って散りばめられている



僕は目を閉じている

ここが何処だったっていい

波打つ鼓動のリズムに合わせて

魚が海を泳ぐように

鳥が風に乗って飛ぶように

僕は音楽に身を任せる



子供の頃へ少しずつ

遡っていくみたいだ

純粋さを取り込んでいく

呼吸が必要でたまらない

少しの息苦しさ

生きていく感覚



生きている喜び

嗚呼、素晴らしき音楽


2015/10/08 (Thu)

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