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清彦の部屋


[154] 深い夜の風に
詩人:清彦 [投票][編集]

ひとまずここで

おやすみにしよう

このままでは全てが

拐われてしまうから


君の瞳をもっと

見つめていたかったよ

覗き込んで沈むよ深く


どうして時は過ぎ去った事は

戻せやしないくせに

過去なんかに囚われるなんて

気持ちもあの頃を甦らせたね



君が愛しいこと

ずっと隠していたよ

自分自身さえ騙していた極地の地図は

衝動の強い風に吹き飛んだ


僕は黙って君の話を聞いて

解ったふりして相づちしながら

帰したくなくて触れたくて

未熟で愚かなままの論理に

とりあえず言葉を任せた


ひとまず、ここで

ひとやすみを、しよう

必ず僕は伝えるから

一番愛しいこと

君のいう全てを受け止める事を



僕の愚かな哲学も音楽も

君への愛である事を今度、話すよ







2016/12/02 (Fri)

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