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清彦の部屋


[36] 明かり
詩人:清彦 [投票][編集]


重たい身体に

纏わりつく俺自身

意味など必要無いのを

知ってるくせに

弱さなんかを盾にして

姿が見えないのをいい事に

全て解ってるように嘲笑う




あんなに望んだ事を

何故こんなにあっさり

諦めてしまってるのか


暗闇をあんなに怖がってたのに

慣れちまったら今度は

僅かな明かりさえ

疎んじてしまう




たった一度湿気った木の如く

もう火が付く事は無いのか

記憶の中で揺らいでるのは

おぼろげなお前の影




熱く

遠く

眩しく

強く



 

2012/03/04 (Sun)

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