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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1336] 夏の夢
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


遠く揺れる陽炎
庭に咲く朝顔
縁側でみた夏の夢
弾け散った花火のような儚さを残して
過ぎ去っていく胸元の火照りと暑さに
寝苦しさを感じた
夜長にみた夏の夢

飛び散る光。それは蛍
悲しくも儚い名残惜しさをひそませた
忍び寄る秋。ただその気配

縁側でみた夏の夢
静かな中にきこえる蝉の鳴き声
遠ざかる音を耳にして
少し眠るぼく
祭りの後の静けさに似た気持ち抱きしめながら。

2007/08/14 (Tue)

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