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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1450] 星の駅
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


君のあの家まで
自転車飛ばしてく
拍子抜けしたら
少しホッとしたよ

初めて会った
頃はぎこちなくて
普通の会話も
上手くできなくて
何を最初にさ
切り出そうかとね
そればかりを
考えていたよ

手をつなぎあの空へ
風ふわり星の駅まで
輝いてときめく恋心
ごく普通の夢をみて
今夜も君の隣眠りたい

君のあの家まで
自転車飛ばしてく
拍子抜けしたら
少しホッとしたよ

甘酸っぱい夜
ココアを飲もうか
あったまるよ
今僕が淹れてくる
言い訳だって
下手で嘘もだめさ
だけど一つだけ
自慢できること
君を微笑ませる
ことならお手の物さ

話はずむだんだんと
列車待つ星の駅まで
輝いていつまでもね
ごく当たり前な顔で
明日も君と楽しみたい

壊れかけたオルゴール
動き出したり
止まったりさ
僕みたいだねと笑った
そんな些細な
場面嬉しいね

君のあの家まで
自転車飛ばしてく
拍子抜けしたら
少しホッとしたよ

それでも
日々は続いていく
退屈でも
暇だって
それでも
明日はやって来る
憂鬱でも
嫌だって

僕は僕の夢を
君は君の夢を
自由気ままに
時々意見合致して
喧嘩もするし
言い合います
それでも2人
お互いを愛してる

そうして
今夜も君の隣眠るだけ
そうして
今夜も君におやすみと
僕は君に
君は僕に囁くだけ。

2007/09/12 (Wed)

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