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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[15] 抗癌剤
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


君と僕とを引き裂く
束の間の偽り

君との愛が壊れた瞬間
堪えていたものが一度に溢れだして
何度も何度も君の名を呼んだよ

だけれど
なくした愛は今やもう居場所さえわからない
後悔したって切なくなるだけ
それでも僕は君を忘れることなんてできなかった

どんな手を尽くしても無駄だったよ
誰を抱きしめても君の代わりはやっぱりいなかったよ

でも
いつかこの胸の痛みを癒してくれる愛を探してる
だから今夜も君の代わりとなる愛を抱きしめる
それが無意味なことだとわかっていても。

2006/12/10 (Sun)

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