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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[16] 欠けた月
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][得票][編集]


もう会えない
君みたいな女性(ヒト)には
もう愛さない
誰も失いたくないから

恐れてるんだ
心の何処かでは
人を好きになるたび
心を痛めては
吐き出しそうな思いを胸に無理やり押し込むんだ

ひとりきり
見上げた夜空に一際大きく輝いてる欠けた月

星の数だけある
悲しみを数えながら
あの日から何度となく月日が流れた
溜息ばかりが胸を痛ませている
きっとどんな名医でも治せない病なんだろう

君の幻影が何度も僕を闇に誘う
だけど僕は寂しくても苦しくても生きることを選んだ
君を知るのはこの世で唯一僕だけとなってしまったから
君の分まで生きてやる
そして君がいたという証を胸に刻み生き続けよう

色褪せた苦い記憶を手繰り寄せ
現実からひたすら逃げ続けた日々それも今では良い思い出
君が欠けた月に姿を変えて僕に生きる希望を与えてくれたから
ここまでやってこれた
僕はそう思ってる
つよくそう思ってる。

2006/12/10 (Sun)

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