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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1621] セカイのオキテ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


もう人間達の決めた決まり事につき合わされるのはうんざりだ
いつの間にか個人の自由選択のものが
ボクの家庭(せかい)の中では当たり前になり
その上いろいろな圧力がボクを押しつぶす
吐き出す溜息にすり減らす心

プライドなんて闘争心なんて
さらさらないのに
持ちたくないのに
まるでそれが生きる条件の様に
ボクの行く手にドンと立ちはだかる
何がみんなが持ってるからだ
何がみんなが手にしてるからだ

そんな事
ボクには関係ない
世界の掟の様に俺を苦しめるそれは
俺にとってはどうでもいい世界のこと
それを手に入れるために大事な時間を苦しみながら
やることもない
それならばボクは自ら終わらせてやる

そのための
リスクならいくつだって背負うさ
ここにはボクの本当の気持ちをさらけ出せる場はない
ならば自分の足で
自分の目で確かめに行くだけさ
狂ったように叫びをあげて
良心の呵責のように自由を手に入れるさ
嫌々やって手には入るより
本当に手に入れたいものを手に入れたい
限りあるこの命には要なし
本当に手にしてたいものを手にしてたい

誰が言ったのか
これを世界の掟と
気を狂わせて
理性を崩壊(こわ)す
この無意味で憂うつな偽物の当たり前をぶち壊したなら
本当の自分を
本当にボクがいるべき世界(ばしょ)へ行こう

いつだって
自分の為に自分の為にと

2007/10/12 (Fri)

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