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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1622] セカイノオキテU
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


ほかの奴の目なんか気にせず生きたい
生きていたい
無意味で憂うつな
いても楽しくもなく生きている輝きを手に入れられない
手にしたくもない
そんな場所にいるよりはずっと
自由な世界へ行くべきだ
そう想ったときから
想い始めたときから
ボクはボクの為だけに
ボクはボクでいるため
このルールばかりの変に畏まった世界を嫌いになったんだ
今も
嫌いさ嫌いなんだ
反吐がでるほど

セカイノオキテ
なんて
シッタコトカヨ

俺は悲しい奴だと想われても
同じ世界の中
異世界にいるみたいに
白鳥の中から孤立した黒い羽を持った汚い鳥
それで構わない

どう見られようが
世間体がなんだろうが
ボクの世界は
ボクの中でいつもいつだって回っているから
ふざけたこの世界に憎しみを抱いても
悲しいだけむなしいだけだ

だけど
ボクはボクの想いを守る
ボクはボクの判断を信じる
バカな奴とか悲しい奴だと陰で笑われても
笑わせておけ
殴る価値もないさ
毒づくのも言葉の無駄遣い

ただ「本当に悲しい人ね」
とそんなような瞳で俺を見るな
俺の損得は俺が決める
わかったような
口振りをするな
この世界の腐ったルールやつながりなんて

断ち切って
燃やしてやる

「孤独」だと言われようが
「愚か」だと言われようが
悲しみはまだ胸の中
変わらずボクを苦しませる

黙ってニヤニヤ受けいれるおまえ等には理解の及ばない世界の話
俺のセカイノオキテ
このセカイノオキテ
似て非なる
全く異なる世界の話

夜明け間近の
朝がまた見えないオキテに縛り付けられた真っ白けのただ無力な人

2007/10/12 (Fri)

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