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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[1924] 自分という壁をたたき壊せ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕は気が付けば
もうこんな歳だし
息つく暇もないくらい忙しい毎日にただ身をあずけてる
そんな悲しくて切なかった今日にさよならしてもまた同じような明日が巡りきて
僕は昨日と何も変わらない今日を生きて何度も繰り返し
そしてそんな切ない気持ちを抱えていても何をいおうと仕方もなく日々の流れに嫌々でも逃げてきた自由への道を引き返し戻るしかないだけさ

君がいう本当の『自由』って一体何なのだろうね
難しいよね
それは実は僕が想うよりずっとはかないものなのかもしれない

わけもわからずに
ここまで何となくなんてつぶやきながらも
まぁねどうにか少しむりやりにでもやり過ごせてきたから良かったと想うんだ
周りはなにを思うかわからないけど

流れ去るときの中何かを知るために
何かを知ってこれたのだろうか
はたして僕は失敗からなにを学びなにをわかったというのか
そしてその失敗をひとつのいい経験として役立たせて今度はそのつまずいた壁を越えてみせると思えたのだろうか
どうだろうかな…?
ごまかしはきかないんだもう次の壁はすぐそこまで近づいてきている ほら目の前にある壁を急いで超えなきゃ今まで頑張って悩んできたことも無駄になる
だから遅れを取り戻しそしてどうしたもんかと立ち止まっていた分の距離を縮めるよ…

迷い悩み苦しんだことにも意味はあるものでそんな風に涙を流したりして積み重ねてきた日の数だけきっと自分自身にあの日は飛び越えることができなかった壁を今度は飛び越えるだけの力がつくさ
そしてそんな毎日を繰り返していく事によっていつかどんな哀しみにだって負けない強さを手にできる
そんな自分にいつの間にかなれてるはずさ

涙や笑顔…時にうなだれたりかげりを背にひそめ顔を伏せて人にはとても見せられないくらい泣き崩れた人が強くなれること僕はいつでも信じてるから

2007/12/24 (Mon)

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