少しばかり大人に近づいた サヨナラという君の声が掠れていた溜め息と退屈なだけの日が折り重なって無意味に日が暮れる 見開いた瞳にはきっと何一つ見えやしない 思い返すほど思い出などない 自分から殻に閉じこもりいつからか孤独に慣れていった だから愛など今更ほしいはずもない だからこれからも孤独のまま終わりへと歩いてゆくだろう。
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