ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > ブルースカイブルー

甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2096] ブルースカイブルー
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

この世界に涙する人たちの悲しみの形が変わったその涙があふれ続けたならそしたらどうなるのかなあ

たとえば僕らに 今
必要とされているちょっとした心遣いや人を思い合えるやさしさでくい止められやしないのでしょうか
やさしさはひとつひとつで人の心をあったかくし満たせる
だからそれがたくさん集まったらたくさんの人たちの心を満たせるかなあ
満たせられればいいな

ブルースカイブルー
ステキに響く詩さ
夢に揺られ 時を泳ぎ
また僕は君の心の中へと帰るだけさ
気付いて立ち止まればずい分長い距離を歩いたことにも気付く

満たす喜び 満たされる喜び 満たせない悲しみ 満たそうとしない人たち
どれがどのくらい正しくてどれがどのくらい本当に近いですか?

ブルースカイブルー
答は今も闇の中
頭の中をさまよい続ける何万歩よりも遠くはるかに見える届かないその距離
埋めてくれるのはこんな僕を愛してくれる君だけ 君だけだ

いつの時代も
大切な人のために
どんな誰だって
限られた時間を何かのために 自らの命をも捧げて鑢(やすり)で削ってくみたいに時を分け与える
すなわちそれこそが僕の君と出逢ってそれから何十年かののちしに絶えるまで続く永遠の約束 大仕事
僕だけに許され与えられた君をどこまでも守るっていう確かな誓い 青くすんだ空のようにどこまでも果てしなく嘘偽りのないありのままの姿で素直に悲しいときには悲しいというよ
隠し通せる真実なんてないのだから
今 正しさだけを見つめて空っぽな心で果てしない空と君の存在の大きさを重ね合わせるように遠く彼方に輝く未来(あした)を静かに何もいわず待つ

見上げる瞳にまばゆい陽の光が照らされて 手をかざし降りそそぐきらめきの粒 静かに静かにその中にあるわずかな希望という可能性をつかもうと手を伸ばしたんだ。

2008/01/29 (Tue)

前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -