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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2320] 始まりの季節
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

夢のように過ぎ去って行く日々
過去を振り返りながら何か思い描く
心に鮮やかな未来を浮かべるように

ゆるやかな坂道を空色の自転車で駆け抜けよう
静かなこんな時間さえも僕は最近知らなかった

限りある時間もただ何となくですぎていったり
暮らしてたんじゃ悲しいよね
せっかく与えられたこの素晴らしい人生だから できるだけ多くの始まりの扉
開けてみよう 今日も

何か知らない事が待ってる その先で
この僕を後ろ手に手を組んで 微笑む君が

数え切れないたくさんのストーリー
予想できないいくつもののエピソード
それと同じくらいあるいくつかの素顔
かなえるために夢をみるんじゃない
誰かに幸せを与えるために夢はあるのさ
だから決して結果がどうであれ大切なのはその時感じた気持ちさ それがないならば扉は開けない方がいいだろう
そうだろう?

いま走り出す駆け巡る季節の途中君が教えてくれたことさ
この喜びは今も僕の中にいまは眠ってるけれど
描き出せばいくらでも広がって行くのさ
目覚めればほら自由に翼広げ両翼を羽ばたかせながら飛び越えて行こう
思い出という過去はいつか僕に笑いかけるさ 君がやってきたことは無駄でも無意味でもないって教えてくれると今でも信じているから

僕はあきらめず
立ち止まりもしない
だってこんなにも
心が喜んでるから
きっと明日はばら色
始まりの季節にて

また何か新しい出来事がきっと君を待っているよ
そして季節またも巡り何度だって奇跡は心をたずねては小さな幸せをはこんでくるさ
始まりの春風にのせて 口笛を吹くように思い出は蘇り
歌は流れるだろう
明日の希望を伝えるように 伝えに来たように 僕はまた扉を開け放つ おそれながらもノブに手をかけ前に踏み出す迷いもせず それが新しい明日へ飛び立つ事だと信じて。

2008/03/16 (Sun)

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