詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
陽射しばっかり求めていた頃 生ぬるいやさしさばかり求めていた時
人間の様なそうじゃない様な 心の奥で何かが生まれた 瞬間
僕は君の僕でいる意味を その資格をはじめてその日なくした
淡くそれでいて美しい君の瞳はまるで幼い少女のように
僕を見つめながら泣いたんだ 僕は今もおぼえてるんだ
ぶつかり合って
はじめて何かを知るんだ
魂をぶつけ合い
はじめて分かり合えるよ
それも知らずに
時を無意味に見送るさびしさを僕はただ
お飾りにしてたんだ 自慢げに語る 僕の愚かさに涙を流す片っぽの心半分
君の心が僕のあったかく血の通うこの心に沁みていくよ
形だけの幸せをかき集める手が小刻みにふるえてるよ
何度でも 何度でも
傷はふさがることないから過去の痛手の膿を出して 君にいおう 隠さずにごまかさないで
もう大人なんだから 話し合えばわかるさ
もう子供じゃないし 大人じゃないっていうことは子供なのか
子供じゃないなら大人なのかなあなんて くだらない問いかけを繰り返すのはもう終わりさ 希望が絶たれるまで倒れてはいけない
素晴らしいって誰かは口語しても
誰かは誰かでくだらないとその口をとがらせる なにが本当でなにが嘘なのかなあ
もうなにが嘘でも本当でも愛の真実や答を指し示すものは
僕の中にあるってわかってるくせに意地悪さ 人は心と心を重ね合わせては何かを学ぶ ぶつかり合い本音を言いあいはじめて互いの気持ちを知る 外側からじゃわからない互いの気持ち
人はそんなに上手くは出来てないからさ 追いかけてさぐり合ってじゃないと時間かけないとわからないことだらけで手間食うし億劫だね
だけれどそれもそれでときには役に立つ事もあるのさ 僕の中に眠ってる気持ちや想いがまだあるからつないでいくはずむ言葉交わす想いにはいつも終わりがない様にこの問いにも終わりなんてない。
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