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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2358] 弱い者には敵=強い者には味方
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

いくつもの喜びを感じていきたい いくつもの悲しみを喜びに変えて 涙を流すときもあるけれど 負けずに笑顔を浮かべるときを増やしていこう

たとえ悲しみが増えていこうと その数だけ喜びも増えるはずだから
追いつくようにその喜びで悲しみをすぐに追い抜いていけばいいのさ
それでも悲しみもまた喜びが追い抜いていけば悲しみもさらに追い抜こうとするけれど
だとしても涙をからして泣いていたって何も始まりはしないのさ 繰り返し繰り返し何度でも何度でも それならばこっちも負けじと悲しみというライバルを蹴散らしていこう
大丈夫さ 君ならば出来るよ
だから自分を信じて
熱くなってゆこうよ

何を信じて誰を信じて何に身を任せればいいのか
正しいことも間違ったこともひとつだけじゃ満たされないよ 心はまだまだもどかしさが抜けずしっくりこないと 歳を重ねるたびに達者になってゆくのは言葉ばかりで…

自分なりに自分らしく自分だけを信じてゆこうよ
自分は自分を裏切らない 本能のままに悲しく動くだけの
ただのこれだけじゃ物足りない見上げた夜空に輝く幾千の星の数ほどある日々を何かで埋め合わせていこう 結果なんて後から付いてくるんだよ
いくらでも生まれてくる見えない世界の謎
全てが何故か間違いのようで全てそれでも正解のような そんな曖昧で不確かな今を生きていたい
これからはそんな気持ちで最初から答なき明日を生きていたことに後から気付いてさ 全てがその時の作られていく運命のままに事がはこばれてゆく ぜんぶ残らず煙みたいに消えてく その世代その時代の人たちが偉そうにちょっとだけの歳の違いと生まれたときの早さを遅さを理由にそんな人たちより目下の人を見下して それより目上の人には態度が一変したように媚びを売り借りてきた猫みたいにおとなしく狐みたいなずる賢い頭でいつも強い者の味方に付くだけ。

2008/03/20 (Thu)

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