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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2417] 君を照らす光になりたい
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

日々を歩いただけ
今日を抱えただけ
その分が確かな証明となる そしてその証は
今日を生きないと
刻まれないんだ
だから僕たちは
証を刻むために
生きてるって思う
過言じゃないさ
明日を知る為には
明日を生きるしかないんだ

何かを得た分だけ
何かを失ってきた
そう 人生はいつでも
そんな事の連続だから コマ送りのように ただ殴り書きするようにペラペラマンガみたいに過ぎゆく日々は誰かがつまらないからと早送りしてるみたいに早いときは早く遅いときは遅い統一感のないバラバラで気まぐれな時の流れ 逆巻く乱気流

たとえば胡散臭い幸せや他人からの暑苦しい期待なんてものはちっぽけな宝石
価値がなけりゃなんの魅力もない石ころにしか過ぎないよ
上からも下からも押し上げられたり押し込まれたり 居場所なんて無いのも同じ ここまできてもまだ自分の存在のあり方をはじき出せてない よくわからないんだ
その意味や理由さえもが未だ謎で

きらめきながら落ちて行くよ 時の砂は光りながら
思い出は記憶と時にはぶつかり合い 混ざり合う
よくごっちゃにならずに間違えなくスムーズに流れるな 出来損ないの僕なんかは間違いだらけの生活に収まってるのになんて感心するよ
直そうにも歳を食いすぎたなんてまたいい加減な言い訳ほざく
想いと想いでつながってる 重なる声が作り出してく暖かな響きは耳にも心にもやさしく聴こえるメロディ
僕だけはなにがあっても君を信じてるから 君にも僕を信じてほしいよ
真実の光があるところには必ず偽りの闇があり本当を覆い隠すけどやさしく照らすその歌があればどんな嘘にも負けない光でまばゆく照らせるさ
きっとそのすべはもう僕ら知ってる 僕らの中にある 答は
それにもしも限りがあるなら そんな今日をくり返す記憶に刻む思い出は永遠に消さず消えず僕の胸の宝石箱にしまっておこう。

2008/04/13 (Sun)

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