詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
雨音が妙に似合うそんな男さ
いつまでも似合う奴さ
大人になっても似合うのかい?
そんなやりとりがやがて幾日か続き いつかいつの日かと待った今日がまさかの展開をむかえたのです
あなたのほほにキスをしたいな
眠りの中へ落ちる
強制できないたやすく片づけられない出来事に 僕なりのラブソングささげよう
目ざめないから
毎回のように過ちをくりかえしながら
またくりかえしては自分のアホさに参る
自分が自分でイヤになる
自分迄に嫌われたなら
ほかになにを信じればいい?
森の中の静かな音楽堂に君は今 鈴を鳴らし入ってゆくよ また新しいディスクを求めに来たんだろう?人はすぐにあきるし新しいものをすぐに買いたくなる
古さを通り過ぎた意地汚いくらい新しいもの欲しすぎた
現代社会は嫌いさ
憎んでるほどさ
我慢できない欲望に捧げた不満さえ
行き場なくしてメロディーのない音色に
歌がついただけのアカペラソング
聞こえる
森の中で きれいな人がうたってる
顔はここからじゃ見えないが恋をした
不眠症になるくらいに
本当は 本当にほしかったけどね
マネキンみたいな作り物の笑顔浮かべ
静まり返った部屋でギターを弾く
爪弾く嘘ばかりが光り輝く愛のマーチ
形だけのさめきった愛さ
つきあう前からこういう具合だから愛されるわけもない
だれにも
脱落者の素顔が見える
嫌らしいその姿が
僕を突き動かし君を不意にそらさせる
大事なはずの視界から
愛のマーチ 愛のマーチ
僕だけにきかせてよ
愛はトーチ 愛はトーチ
君だけを愛すから
その代わりにはといってはなんだけど
愛をくれたらうれしいから ねぇガール?
世界が一瞬輝いたように見えた 君を見たとき だからずっと君と居れば永遠に光り輝く 僕の人生は今なんか寂しいから。
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