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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2552] レッツDemonDance!
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

本の表紙を閉じるように
人生なんてすぐ終わるよ
電車の窓から見る景色みたいに
やなことなんてすぐ過ぎるよ
全て日々も終わるよ もっと早く早く過ぎろ!なんて口走ってた僕はなによりばかだったと後で気づいた、もう戻らないのにあまりにも適当すぎたけど今はもう通り過ぎた過去

どんなに長い時間でも
その時だけだよ
長く感じるのは
振り返ればたかが数分か数秒ですむ
それで終わる

仕方なく忘れるしかない
どっかの家に聞こえるビブラートの歌声
庭先にちょこんと咲くかわいい花はなんの花かなぁ
あの歌声に似た…花
それもむかしあれもむかし 全てむかし
全て過ぎた頃
終わりの見えない日々
蓄音機は僕というレコードを回す
レーザーディスクはホントをにおわせる正しいことしか言わない
ウザったいくらいに

つかめそうでつかめない夢はいつになったら叶うんだ?
とてつもなく怖かったんだ だから手すら伸ばせずに大人になった今でさえも食わず嫌いが多い
それだけを伝えたいのに 夢がただの傷跡になりそうでさ
たまにきずがありすぎるんだよ!嗚呼もう!!

今日のページを破り捨てて新しいページに即向かいペンをとり早速描きます

遠くへ行きそうで行かないずっと今もそこにいる
抜け殻は悪魔!
切り取った景色
悪魔の抜け殻?
石膏で出来た悪魔が踊りだす
石頭は昔からだっけ?そんなに堅かったっけ? 君の頭って?

『嗚呼! おわりのようです
どうやら そのようですねえ
会社からの帰宅途中で
見かけた子犬は昔捨てた犬によく似てた
鮮やかにふつごうによみがえらせられるいやな記憶
今日をつり上げて明日を海に放し
野放しにされた悲しみが明日もつれと急かす』

おわりのようですからお帰り願います! 鎔の上じゃ 椰子の木陰なんかでもいけ好かない!

2008/05/24 (Sat)

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