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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[2629] 神様にヘロー
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


神様が書いてるシナリオの原稿はまだ途中らしい
僕はまだ生きてるから
明日は神様次第
インクがなくなった時点で
濁点や段落が下がった時点で一つ歳をとり僕は眠ります
そしてまた書き出したら目覚める
昨日と同じシナリオの続きから暮らすよ
神様が引いてく想像で出来たレールの上を沿って、歩くように

神様が書かないことは僕らは出来やしないんだ
なんて現実的な世界から逃げるように
非現実的な事をいい逃れるすべをいつもさがしてる 今日も

つめたい時代の雨と雨の壁に仕切られた世界
神様をぶっ飛ばしに行こう
僕らの目の前に最後まで出てきやしないならこっちから殴り込むまでさ

たとえこの人生が神様の作ったシナリオでも 書き換えてやるんだ
運命までは神様だって予測できない
予想も出来ないことが起きるはずだ
味方じゃない

そうさあ
今ならまだ間に合う
神様よ
見てろよ

そうさあ
今なら扉は開いてる
すかさずね
走るよ

神様の書いたストーリーはとんだ愚作さ
人間を作ったのはとある偶然からの必然

その瞬間神様は頭の中から跡形もなく消え失せた
あとには神様の影が人々を今もいない神を人々がおそれうやまい信じている
信じない人もいる
でもそれは神に対してのうやまいじゃなく神の影に対してのうやまいだろう

なんてばからしいんだろう
見返りを気にしない
なんて欲がないんだろう

僕が欲張りなだけだろうか

人間なら知りたい
死ぬまでには
まだまだ時間はある
だから知りたいよ
神様はいるの?
それともいないの?

あやふやな存在の神様よ
直々にこたえてくれ
ヘロー? ヘロー?

2008/06/23 (Mon)

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