詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][得票][編集] |
胸を締め付ける気持ちを誰かに話したい
打ち明けたい
あなたに届けたい
素直になって願いを現実のものにしたい
それにはたくさんの努力がいるらしい
毎日毎日めんどくさくてなにもやる気が起こらない
心の底から沸き上がるのは役立たずの溜息だけさ
白百合みたいな
輝いていた美しいほど前を向いていられた頃は振り返ればもう今は遠い昔で
憧ればかりが
先を走る
僕をおいぬいて
背中も見えない
見上げた瞳が映し出す空
当たり前と思っている限り
僕は無敵でいられるんだ
苦しいときもひたすら苦しみ抜いて
がんばらなくちゃ明日は見えないまま
そのまま遠くなって行くだけだから
僕は頑張れなくなるまで命が続く限り
生きて 生きて
生き抜いて行くよ
いけない自分を
つらぬいて おいこして行けるよ 今なら
涙は声を奥に引っ込ませて
愛だとか夢だとかうたう僕をありきたりな人だと決めつけて
僕のすべてを知ったような顔で
ひどい言葉や理不尽な事を要求する現実を憎まずにはいられなくて
果てしない大空へと続く橋は空の果てへと架かった虹のアーチ
駆けめぐる季節は僕の心を回り散りゆく花びらが舞い落ちるように
切ないおわりをやがて届けるけど
僕は 僕は
その時が来ても泣かないと決めたんだ
体中の一生分の涙をすべて流しきったわけじゃないけど
そう誓ったんだ
見えない明日へまず踏み出す勇気を握りしめるんだ
僕よ 僕よ
揺るぎない思いを瞳に秘めて熱い気持ちをもっと石炭を放り投げて燃やして
走れ 走れよ
暴走列車みたいな破天荒な
涙のSL ボクのSL
もっと多くのこと
知らないことも
吸い込んで学ぶよ
不器用でも自分らしくなによりも自分らしい明日をいつでもどれだけ時間かけてもさがして さがして さがしあてるよ
今日も。
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