詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
街並みが妙に静かになって
人の足も途絶えた路地の街灯の下
僕はひとりくることもない架空の彼女を待ってた
イメージガール
マンガの主人公じゃないよ
キャンペーンガール
宣伝ポスターの女の子じゃないよ
あくまでも架空の女の子
頭の中で夢が膨らむ
妄想日よりだね
真の闇が迫るころに
君に会いたい
深い深い霧に包まれた夢の中で
君に会いたい
君に会いたい
架空じゃない
いつか出逢える
運命の女の子
今もって信じて
その来訪を待つ
その日を待つ僕
なんて悲しい奴
いいじゃないか
ロマンスを信じたって
待ってみたって
ロマンスは嘘つかない
それも信じてる
裏切りを知らない無垢すぎる僕は
世の中の常識やその中に潜む汚さを知らない
ある意味哀れな人
それにも気づけずに
夢ばかり追ってる。
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