詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
笑ってるボクも心の奥底でじつはどしゃ降り雨の海にうもれてしまうくらい泣いてる 泣いてる
苦笑い 苦笑い
返事に困っときは
とりあえず苦笑いしておけばいい
それでいいんだ
答なんて元からないんだから
すべてその場しのぎで許してよ
神様の存在に時に疑問を抱きながら
ありもしないものを信じるだなんて
なんて鼻で笑うボクの中に咲く花
きれいな紫色に染めた花びらがはなつ麗しい香り
ボクを包む
それはすべて愛だった
今さら振りかえり涙がほおを伝った
まあよしとしましょう
あなたはそんな悠長な言葉つぶやいたあとで気づいてくれてありがとうと付け足して無邪気に笑った
あの花の名前思い出せるまで
ボクは名もない花
キミも名もない花
今も思い出せてないけれど
いつか いつか
その名をいってみせる
懐かしいあの香り
言葉にしてみせる
ぜったいに
あの花 何の花?
いつまでもそんなことはいわないから
聞かれたらこたえられるように探しておく
あの愛の名前。
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