詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][得票][編集] |
時間の波に流されてヤシの実みたいに記憶の旅から何年越しに僕の手元に戻ってきたキズだらけの宝箱
漂流する思いはゆらゆら 今もまだあけるのを躊躇してる
あければあけたで喜ぶとは限らないから真実が悪いなら僕を脅すみたいに
心の芯からふるわせる
それをいいことに…
でもあけなくちゃ
長いあいだわからなかった真実を今知るべきだ この僕は
宝箱の中身がなんであれ
すべては紛れない真実
この瞳が映すものすべてみとめれば真実
証があればなお真実
だからあけるよ
長いあいだ過去の海ただよってた記憶の宝箱
さあ 今 お披露目だ
蛇がでるか鬼がでるか
楽しみだ
楽しみだ
鍵はさがさなくても僕の手に
準備いいことだ
準備いいことだ
神様
無駄な時間は使わせない
その嫌みなくらいの真心
時々正義という言葉が嫌いなのはそのせいだ
まっすぐすぎて僕には馴染めそうにない
あけた瞬間 僕は玉手箱あけたみたいにおじいさんになるかも
だけれどその次の瞬間の結果を知らないからやっぱりあけてしまう
結果などあけてからわかるとすごい剣幕で
自分が自分で信じられない
僕が一番
鬼だ 蛇だ
宝箱は空っぽだ
きっと
そうやってたまには人の命令に逆らってでもまた忘れたい
記憶の海に流して
もう戻らないように
あきらめが肝心
そうつぶやけば こんな時だけずるいねと誰かの声がする
でもカンケーないね
全然、断然カンケーゼロだね
とぼけたフリで
why Why Why…
私、日本語わかりませーん お手のもの。
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