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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3078] それが本来の僕らの生き方
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


無駄に映る
誰も観てないテレビみたいに
観たくもないし
生きたくもない
人生なんてとっと終わりにしちまえ

ののしられればののしられるほど人はなぜかムキになってさっきまでとは逆に生きてやるという

逆流する水のように

クローズビジョン

無駄な金がかかるから
無駄なため息が悲しいから
みんなに迷惑になるから
黄色い線から迷わず飛び出せ
車掌の警笛など無視して
いざ 楽園へ

どうやら君にはそんなおせっかいはもう必要無いらしいね
だって君は 今
すごく 生命力に満ち満ちてるから
不思議だ
不思議だ


いやだねぇ
あんたのおかげだなんて俺はののしっただけの悪いやつよ
恨まれることはあっても感謝されるいわれはない

そうだろ…?
黙れ!恥ずかしいから

クローズビジョン

いいじゃん
食事中でも部屋に誰も居なくても
テレビ点けてたって
確かに金はかかるし無駄かもね
だけれど楽しい音楽みたいで無音より楽しいぜ なんだかその場が明るくなる
いいじゃん
毎日同じ繰り返しで失敗ばかりでもそれでも生きることに意味はあるんだから
それでもめげず生きたやつが得をする
俺が認めるくらいだから相当えらいさ

オープンビジョン

テレビを消すな!
命を捨てろという事は命を拾えっていう遠回しのやる気起こさせる発火材
早く気づけ!
そのかたく閉じた目を開けろ

そしてめぐる今日をみつめろ!
喜びや光が悲しみを突き上げて傷ついた君をかならず照らすから
悪い日ばかりじゃない 俺が保証する

だからあまりうまく生きようとするな
頑張らなくていい
それのどこが悪い
住む場所と毎日三食、飯にありつければどんな未来でも幸せなはず、だろ?

明るさに目をあけ暗さに目をつむる それがホントの心ならば少しも変じゃない。

2008/11/08 (Sat)

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