詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
今 世界でつぼみのままの夢みる誰かの明日がひらくように手をあわす
今 この青い地球のどこかでひとりでも満足に生きられない人がいても
僕はただ願うことしかできない
それでも精いっぱい何かみつけるから
そのキーをください
もうみんな誰も傷つくことはない
もう十分傷ついてきたから
もうやめてあげなよ
むごい運命の羅針盤よ
いいほうにだけ傾け!
楽園という きれいな花が咲く花園に変わりますように
けなげに小さな畑でも丹誠込めればきれいな花が咲く
そんなことおしえるために貧しさや不自由を与えたなら
僕らにも同じだけの貧しさをください
もう十分わかったよ
僕らはただ貧しさをかわいそうと思うだけで
その痛みを知らない心には同情の念が映るだけで本当の痛みを知ることはできない
どんなに献身的でやさしい人だって
病人をいたわる看護婦だって
自ら志願しては誰も貧しくなんてなりたくないし今ある普通の環境で生きていたい
それが人間の願い
貧しくても幸せな気持ちもてる
人たちへの理解が及ばないところ
そうは思わないか…?
全国民よ
全地球人よ
どうだ どうなんだ?
[前頁] [甘味亭 真朱麻呂の部屋] [次頁]
- 詩人の部屋 -