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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3111] 弱くてばかな僕だから
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


確かにね僕はわがままだ 自分でも情けないほど気づくときがあるくらいさ
ときに人の意見まともに聞かずに怒鳴るだけ怒鳴って逃げてしまう
そのくせあとで悔やんだり思いつめたり
自分で自分の首を絞める結果になる

その涙のわけは今は聞かないでおこう
あなたが話したくなったいときに話せばいいよとか
都合のいいやさしさばかりを誰かに求めて
話の本筋を最後まで聞かずに途中で啖呵きっていつも逃げちゃう

それはきっと聞きたくない事からの退避だ
今夜もまた逃げ道は僕をいざなう
「ほらこっちに来いよ」
なんて聞こえないはずの声さえ頭の中でつくってしまう 僕は愚か者

わかってるけれど…
わかってないさ…
繰り返すのはそんなコトばかり
いつになったら仲直りできるのかな

僕が悪かった 謝るから許して
そんな下手くそな言葉でももし言えたなら君は許してくれるのかな
またいつかのように僕に笑ってくれるかな
またお話してくれるかな

そんなコト考えたら涙があふれた

今さら許してくださいなんてとても言えないけど
愚かな僕とじゃなく今度こそは生まれ変わったあとの僕と付き合ってください
今まで迷惑たくさんかけたよね ホントはわかってたよ
話し出さなくちゃワカンナいけど話せなかったよ
そんな想いが言い出そうとする気持ちを濁していたよ

弱くてばかな僕だから
ふいの臆病風にとばされてしまうけど
そんな僕も好きだよと言ってくれた君にさしだしたいのは愚かな僕じゃなく素直でまっすぐな僕だということ わかったつもりでわかってなかったことしりました

これからも一緒にいれば行き違いやすれ違いも多少あるだろうけど
そのたびにかならず思い出すよ 君の存在がどれだけ僕を強く照らしているかを 君がいるから暗闇でも迷わず出口に出られる事を逃げずに語り君の話にも耳をかす事誓う…

2008/11/14 (Fri)

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