詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
さよなら
マイガール
君を愛していた
ずっと君だけを
マイガール
僕は愛していた
さみしげな顔で君が僕を見るから
なんだか僕は今日の日のさよならがとても悲しくなりました
去りゆく君の手を握ってるけどはなすのがためらわれるね
その時の気持ちといったらもう言葉にならない思いだった
今 言葉にすればまるで作り話のよう
おとぎ話のなかの話のようだけどほんとうなんだよ
今も思い出せば涙がでるほどだ
さよなら マイガール
君を愛している
ずっと君だけを
マイガール
僕は愛してるよ
去りゆく電車の窓が閉まってしまうと
一息つくヒマもないくらい僕は気づくと追いかけていた
まるで誰よりも一番をめざして一心不乱にゴールに向かって走るランナーみたいに
行かないで お願い
その電車よ止まれ
一日でもいいからさよならの日が延びないか仕方ないのに願ってしまう僕は涙を流して
君の声を呼ぶ
その声さえ走り去る電車の音でかき消されてはきだす白い息とともに溶けるようにすぐに消えた
君がゆっくり走り出した電車の窓から涙ながらになにかつぶやいてた
それは、もしや僕と同じ気持ちが声になった別れをおしむ言葉だったのか
今はもう知る由もないけど
あの日、レイニーホームで君が去った後の駅にはただ静寂が揺れてただけ
あとは僕の涙が流れ続けただけ
君に伝えることではないから
「また逢える」 手を握ってそうつぶやいたこと
あの約束はずっと叶わなくても約束だけれど
僕は信じてる
誰がなんて言おうとそれだけは永遠の約束だ
その約束を憶えてる限り僕らの心は断ち切れずいつまでもつながってる
それだけが君と僕のつながりのあかし
ずっと続いてく僕らの日々がそれぞれ違う明日を選んでもこれだけは忘れないよ
いつまでも君は僕だけの恋人
マイエンジェル…
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