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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[373] 曉の空
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

夕暮れが空を曉に染め上げる頃には

君への思いも跡形もなく消えている

どちらに傾いても
悲しくなるのは
決まっていたことだろう

でも
僕は閉じてた心を開いたんだ
いつまでも行ったり来たりじゃ
それの方がお互い悲しいから

振り子の恋なんてするものじゃないと
自分でも感心するくらいに
情けない話だ
後から気づいたよ
犠牲が多すぎる
悲しみが濃すぎる

だから
僕はいま
揺れる振り子を自ら止めて
行ったり来たりの恋はもう止めた
たった一つの愛に向かって振り返らずに歩いた。

2007/01/21 (Sun)

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