詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
どんなに悲しくても生きることにかけてはだれにも負けない
どんなにおろかでも僕らしく生きることにおいても負けない
ただ生きるってだけでどうしてこんなに辛いのだろう
ただ暮らすってだけでどうしてこんなに悲しいのかな
何かをなくした胸が痛い
誰かの声で耳が痛い
それでも僕は生きることだけはやめなかった
自分を傷つけることはしなかった
自分を傷つけたり死のうとしたりするのはすべてにおいてやる気がない人より何倍もおろかだと知ったから
断じて生きる気だけは捨てないと心に決めた
とりあえず生きてみようと生きる意味や生きるということばのつくりはわからないけれど
今日を生きることで明日も生きる
そんなふうに今日を生きれたらきっと絶対明日も大丈夫
そう信じて辛いことにもぶつかってきた けっしてうまくはないけど
弱音ははくさ
辛いんだもん
涙は流すさ
悲しいんだもん
でも生きることはやめない
やめたらきっとそれより悲しく辛い思いを世界に残すことになる
だから生きる光
ずっと見つめ続けてそこから目を逸らさず
必死に漠然とした思いでも自由すぎるこたえでも生きることした
何げなくだけどきっとそれは本心だ
生きたい 生きる
明日もきっとまたずっとそうやって僕は何が終わりかなのか今が何枚目かなのかさえわからない永久に見えない明日への扉をひらき続ける
最後の扉をしめるまでずっとずっとずっと
生き続ける この場所で光りながら 小さく今にも消えそうな命で精いっぱい光ろうとし続ける
そんな僕の生きる光
またたいて輝いていつか散りゆくとしても輝く
それが人が生きる光
たしかに生きた光
輝いていたあかし
生きることでそれを見いだすんだ
そのために生きる。
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