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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[3852] わたしの表情
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


笑ったり泣いたり
怒ったり 器用に表情を変えてはまた元に戻す
生まれたころと同じ安らかな無表情で
そのすべては意味のある変化だよ
そのすべてが意味をもつ連鎖だよ

わたし 今 どんな顔して生きているかなあ?
鏡がないところでおしえてよ おしえてよ
君の表情を代わりに言うから

わたし 君と同じかわいい顔なら素晴らしい
かわいい顔ならいいなあと思う

どんなにつかれてても笑顔消さないで
明日も表情だけはにこやかに 心は笑えてなくても

強く強く生きるのってむずかしいけどやってみようかな

明日 何があっても平気なように

わたしは気持ちを時に逆らい表情で気持ちを偽る
だけれど心は素っ裸
悲しいときは心の中で泣くよ
うれしいときだけ笑顔を見せるよ
大人だもの
時にはそうできない日もあるけどそれはそれで頑張ったと自分をほめよう
大切なのは自分を責めないことさ
責めたくなったら心の中で他人を責めればいいんだ
何も悪くない
自分悪くしたらもっと卑屈になるだけ
それならいっそ心の表情 鬼にして
悪魔の顔で周りをうらめ
それだけ世の中厳しくて生きるだけで凍えるから
北極より寒い場所でそれくらい許されるから
大丈夫
無理するな 僕よ
わたしよ

心の表情はいつでも輝いてる

へそ曲がりでも不器用で素直じゃないだけ

気にしないで
引き続き生きなさい
涙を道ばたに流しながらでもいいから
自分痛めつけることはない
大いにやさしさを与えてやれよ
頑張ってると思うなら
苦しいと感じるなら
やさしさを与えてやれよ

2009/04/01 (Wed)

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