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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[4092] キレイなミライ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

遠くから見ていた未来は綺麗だった
だけどこうも近くで見るとまぶしすぎる
見たくもない汚れまで目立ってしまって

近くじゃなく
そうだ
遠くで見てたからこそ
ふれなくてよかった事
見て見ぬ振りできた事
考えなくてよかった事
幸せだった事
気づいたんだ 今さら
殊更

綺麗な未来
今は
綺麗すぎて
まともに見れない
綺麗な未来
大人になれば
イヤなとこまで
目に入り見れない

だから
綺麗な未来は
今では
綺麗だった未来
過去の話
昔話
流されていく夢 憧れ
虚しいままに

ちゃちなシャンデリアの下 人はあこがれだけを見て
たどり着いてはじめて知る 己の愚かさに
期待は恐ろしい誤算だと

それこそがリアルと理想の光と影

ああ 光と影。

2009/05/13 (Wed)

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