詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
悲しいことがあったって簡単に泣くなよ
それを見ているオレまで悲しくなってくるじゃないか
そりゃ人生生きていればいやなことだらけでしょう
時には死にたくなるくらい落ち込むときもある
だけれどだけれど笑顔だけは忘れちゃいけないよ
笑顔のない人生は味気ない
楽しいときには笑って昨日あった事などもう過ぎたことだと笑ってしまいなさい
そのくらい脳天気なほうが救われるさ
君だけが君だけが悲しいわけじゃない
そりゃグチや文句はしかたない
だけれどだけれど僕も悲しいんだ
どんなに悲しい事があっても
死んでしまわないでください
きっとあなたが生きる今はゆるされているからあるのだから
それを自ら断ち切るような悲しい終わりかたで決着をつけないで
今日はたまたま
ついてなかった
何度も 何度でも
言うから
君に生きていてほしいから
生きて笑ってほしいから
ばかなことも平気でするんだよ
自分など後回しで
こぼれ落ちた涙
拾うこともなく
気にとめることもなく
歩いてゆく
今日も明日へこの足はまっすぐ向かってるだろう
夢の中
夢の中
一人のときくらい
笑っていてよ
君の心休まる時間
大切に大切にしてください
孤独でもいい
みの虫のように
殻にこもっていても
いつかふたりきれいな蝶になろう
だからだから
今はとても楽しいひととき
今なら哀しみにも微笑みを浮かべてやれる
ほら 笑った君の顔
なんて素敵であることか
その笑顔に惚れました
キスをしたいな
冬でもないのにふるえてしまう理由を僕は君同様によくわかってる
わかってるからこそ泣いてしまう意味も痛いくらいわかってる
だからだから今だけ今だけは笑って心から笑って哀しみを精一杯紛らすんだ
鎮痛剤のように心に投与するうたをうたえ…
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