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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[4289] 一生に一度の恋
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


あの子は 僕の好きな人 笑顔がステキな女の子
いつも窓際の席で友達と笑いあってる子 白い洋服が似合う子
少しおしゃべりな女の子

だけど僕はどうやらあの子に恋をした
はじめての気持ちがチクッと心を突き刺した
まるでハチにさされたような歯がゆさが言葉にならない痛みになって僕を苦しめる 僕の心はまるでラムネの瓶の中のビー玉が取れそうで取れない、そんな心境なんだぜ

初恋はまるで突然で好きになるのは一瞬で彼女に告りたい
そんな僕の気持ちからすべては始まるのかな
その一歩からすべてはつながってゆくのかな
キミとの未来へ
素晴らしい未来へ

打ち明けたキミの返事か
ふりしぼった僕の勇気か
明日を変えるのは
ドキドキと不安だけしか見えない
打ち明けて傷を傷をつけてくるか
打ち明けてキスをもらうのか
それはわからない
僕にも誰にも神様にも

一瞬のことでよくはわからないけれど
僕はたしかに君に恋をした
一瞬も一言キミがいいよって返事くれれば一生にもなるよ
たくさんの思い出つくれるね
泣き虫のこんな僕も少しは少しは強くなれるかもしれないや

死ぬ気で猛烈アタックはできないけれど
放課後 日が暮れた薄明るい教室に君を呼んでわたしたラブレター 徹夜で書いたラブレター
君に届くといいな
本当の気持ち
でも届かなくても本気の気持ち

一瞬の恋から走り出した僕の小さな恋物語
青春といえるものならそれだけだよ
思い出のアルバム
見つからないところに隠した二人のツーショット
まだ恋をしたことのない二人のほほは夕日よりも赤かった
一瞬で始まっても一瞬では終わらずいつまでも続くのさ
恋は始まるのは一瞬でも終わりはない
どこまでも続くのさ
なけなしの勇気で掴んだ大切な君
一瞬のあの勇気だけど永遠に愛したい

一生で一度の恋だから。

2009/06/22 (Mon)

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