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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[611] 紅い月。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

このまま深く濃い闇に染まるのもいい

このまま運命のせいにして死ぬのも悪くない

どうせ僕が探している人はもうどうやったって無理なんだ
そうだ醜い僕には君みたいな醜い女がお似合いさ

暗やみに包まれて
空が漆黒に染まる頃
君はどこでなにしてる…?

紅い月はそんな僕を見て
可笑しそうに微笑んでいた
まるで僕をバカにするようにゲラゲラと笑い出した

耳障りなその笑いが
鳴り止むまで
僕たちは醜い者同士夜通し生い先の夢を語り合った。

2007/03/06 (Tue)

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