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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[985] オン・ザ・ルーム
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

薄暗い部屋に一人
何を探してる?
薄明るい空はもう
終わりを告げる頃
忘れたもの
無理やり
忘れようとしたもの
色々あったな
分からなくなるほどに
色々ありすぎて
時々君にあたる僕

カーテンを開けて
見えるのは何?
大きくて丸い月
窓を静かに開けて
僕の頬に季節の風を
そっとはこんでくる

上辺だけの返事
朝も昼も夜も
僕はほざいてる
君に 親に 他人に
それ以外全ての人に
解ってないのに
解ったふりで逃げ通す

目覚まし時計
瞼をぱっと開けば
現の世界
もう言い訳は通用しない
妄想や空想は持ち込み禁止
いつもの部屋
変わらない風景
見飽きた空の青 (青 青 青)
続いて行く日々
終わりを知り
悲しみながら
バラ色を夢見ながら
歩いて行く日々
干からびた恋路
歩いている今日も
歩かされている明日も
その先のまたその先の明日も 未来も
歩いているきっと。

2007/04/23 (Mon)

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