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甘味亭 真朱麻呂の部屋


[991] モーニング・ソング
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


フライパンの上で
目玉焼きをひっくり返すように
偶然をいつでも引き出せたらな
あんな別れはなかったかもしれない
そんな下らないこと
考えながら
今朝も目玉焼きをひっくり返す

月火水木金土日
何度だって繰り返す
春夏秋冬
いくらだって繰り返す
朝昼夜と繰り返す

いつもいつでも
何処にいても
いつかいつかは
手にするはずの
夢を待ち望みながら
僕は偶然を期待する
こんな朝に
僕は目玉焼きを焦がす。

2007/04/25 (Wed)

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