詩人:あいく | [投票][編集] |
暗く長い
トンネルを
気重に
歩いていたら
ふと気付いた
トンネルがなければ
私はもっと
苦しい思いをして
山を越えねばならん
このトンネルを
掘った人が
この先を
生きている
てんで比べものに
ならないじゃないか
とりあえず
走り出してみた。。。
詩人:あいく | [投票][編集] |
暑かろうと
猫の毛を
すいていやる
チリリンと
風鈴の音が
響いたかと思うと
抜けた猫の毛も
舞い飛んだ
風鈴を鳴らす風も
猫の毛を散らす風も
同じ風なのだな
とまぁ
どおでもええことやけどね。。。
詩人:あいく | [投票][編集] |
「究極の選択です
貴方にとって大事な人が
二人川で溺れています
さてどちらを助けますか?」
よくある究極の選択
でも奴は何時も
こう答える
「両方助けるに決まってんやん」
「いやほやから
究極の選択やって
どっちかだけやねんって」
「そいでも絶対両方助けるって」
「ちゃうちゅううに!!」
「俺自信あるもん、でも無理でも
絶対両方助ける!!」
「あのなぁ、、、、」
アホで蒙昧この上ないねんけど
本当は私もそういうの好きですねん。。。
詩人:あいく | [投票][編集] |
風呂入ってて
さらの石鹸と
古いちびた石鹸を
ひっつける
結構上手いこと
ひっついて
使い勝手も良おなる
節約上手やでなぁ
って得意になってたら
横で水出しっぱなし
プラマイゼロ?
いや
むしろマイナスか。。。
詩人:あいく | [投票][編集] |
鯉が跳ねるとこな
見たいんやったら
跳ねた音してから
そっち見たって
間に合わんのやで
一回鳴いた不如帰は
もう其処にはおらんし
幸運の女神に
後ろ髪もあらへんし
でもチャンスは
一度っきりちゃうから
ちゃんと準備して
待ってたらその時は
やって来るのやから
気長に待ってようや
次の鯉はとらえよな。。。
詩人:あいく | [投票][編集] |
ろくでなしの
僕やけども
毛の生えた心臓と
腐らん脳味噌
こいつを武器に
何とか生きてける
ろくでなしの
お父んと
お母んやけど
とりあえず
そんだけの
武器くれた事は
感謝しとこう。。。