詩人:ゆにこ | [投票][編集] |
潤ってるようで乾燥してる
切実に愛足りない
ねぇいまテキスト何ページ?
素敵な彼氏ね幸せそうね
くちぐちに言うわ
本当にそうなのかしら?
愛されてるようで
よく分かんないの
急に世界が真っ暗になるの
だから彼を好き?とはきかないで
幸福と決めつけて
あたしを見捨てないで
順調そうで全然そうじゃない
なんなのこの感じ?
かけちがえたボタン
あなたを振って彼を選んだ
だけど正しかったのかしら?
よく分かんないの
居心地の悪さを引きずって
なのに今夜もなんとなく
抱き合ったりして
触れれば愛しさは
自然とこみあげる
...はずだからもう一度
信じてみようか
潤ってるようで乾燥してる
切実に愛足りない
ねぇいまテキスト何ページ?
恋ってこんな風に手探りで
あの子もやってるの?
ねぇいまテキスト何ページ?!
あたしのテキストと彼のテキスト
実は違うのかもしれない...
でももう無理よ戻れない
「信じてみようか。」
堂々めぐりでいつも
この口癖が毎晩
気持ちをごまかす呪文になる
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痛覚スイッチoff
これがデフォルト仕様
感度良好
すぎてもツライ
空気読めすぎて
誰かのせかいの
ざわめきにさえ
敏感になる現代人
内に掲げたネオンサイン
黙ったまま
でも誇示するように
心で点滅ネオンサイン
こんな毎日が
あとどれだけ続く?
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もしね
もしもよ
こんな
わたしでも
あなたが
必要として
くれると
いうのなら
ここで
生きてゆく
覚悟を
しても
いいよ
だって
ひとりじゃ
絶対に
つよく
なれない
うわべの
ウソと
癖になった
強がりと
こうして
きらびやかに
虚飾の
鎧。。
打ち砕ける
のは
あなたしか
いないよ
愛して
いるのは
あなただけ
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雨のせいかな?
なんだか焦らされて
いてもたってもいられない
そんな気持ちにさせる
せつなさを抱いて
濡れる世界は
どことなく神秘的
感傷だってアクセサリー
君の眼が映すものが
知りたいだけ
どんな風に見えるの?
...そこに居るのはだれ?
痛さだって若さの証
愛はざわめいて
黙らないから
夜空駆け巡るように
ひたすらに降る
流れ星
運命なんか蹴飛ばして
願いごと3回呟いて
叶うと信じる自分を信じたい
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なんにも感じてないわけはない
みんな生きているのだから
莫迦なフリするのだって
彼女なりの立派な処世術
知らんふりしてよ
知らんふりしなよ
あの子の泣き顔もぜんぶ
まばたきひとつで忘れてよ
それをいまは優しさと呼ばせてよ
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感傷的な熱風...煽られて感化され
近頃じゃ憂鬱と親密なカンケー
時折、ワケもなく涙が流れるのです
これは何の一部なのか?
一体、何の芝居なのか...?!
モノクロの夢は現実の残骸
粉々に砕けた後の
見るも無残なプライドも
邪魔するだけなら価値など無い
どっか遠くにいっちまえ
かすかに一言...「お大事に。」
忙しない日常に一線を引いた
魂ひとつぶら下げて
これから、何処へ向かえばいい?!
問いかけるばかりで
答えは見当たらないのだけれど
それを考えつづけるのが
生きることだとしたら
なんて、酷な時間なんだろう?!
今夜もまたワケもなく
涙は流れて悪夢を浄化する
人ごみに流されて
情報に毒されて
聞きたくもない雑音が、煩くて
大事な君の声を逃してしまった
あの日の様に
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抗うことに意味があるなら
いまだってきっと
悪くはないよネ?
確かめるように呟いた言葉...
何でもできると信じさせてヨ。
ありあまるほどの夢に
うずもれた
夜じゅうリアル
朝までずっとリアル
バブルみたい
消えてゆく幻想でも
めげそうな夜を
鼓舞するんだもの
囁くその心音を抱いて
もう一度あの窓の
向こうを睨んだ
やればできる子だって
思ってほしいナ。
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壊れてしまう前に
いっそ無かったことにしようと
こっそり企んでいた
ありふれた自由を
なにげなく手放した瞬間から
その狭苦しい生き方に
すべてを収めることになった
卑怯者に相応しい結末はいずこ...。
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素直に傷つく子供じゃないの
裏切りを許せる大人じゃないの
笑いとばせるような恋でもないし
縋りつくほどの愛でもないの
つまり、君とは縁がなかった。