詩人:楓 | [投票][編集] |
これで
ァナタの声が
二度と聞けないと分かっていた
だから私にはそのボタンは押せません‥
ァナタから切って下さい‥
最後の最後の
小さなワガママを
聞いてやって下さい
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一人娘だからか何でか
すごく厳しかった
けど
いつしか気付いたら
社会人になり自立した私は
自由になってた
だけど
時々寂しいかな
って所が
まだまだ子供な私のワガママかな
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何度も離れかけた
繋いだ手と手
もぅ離れる事ないように
しっかりと繋いでおこう
人混みで
迷子にならないようにギュッてして
寒い冬がきたら
またァナタのポケットで
温めて下さい
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闇夜に打ち上がる花火に
キレイキレイって何度も言いながら
本当は
打ち上がる花火に照らされてる
ァナタの横顔ばかり見てた
着慣れない浴衣も
履き慣れない下駄の痛みも
忘れるくらいに
この花火が消えないでほしい‥
って想った
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喧嘩や言い合いも多くなり
もぅ
お互い離れた方がいいと思った
ァナタに打ち明けると
私を嫌いなフリをした‥大嫌いって
さよならの後に
臭いコトバなんて
一切言わなかったァナタが
受話器越しに別れ際
鼻をすする音が聞こえた
そして
もし本当に輪廻転生があったら
普通の家庭に育ち
普通の人生を送り
普通にまたお前と巡り会いたい‥
そして来世こそお前と幸せになりたい
って‥
私はこの時
ただ
無条件にァナタが好きだと想った
もうコトバにしないと決めていた
大好き‥という
コトバを
無意識に伝えていた