詩人:soRa | [投票][編集] |
やわらかな風は二人を優しく包んで
いつまでも吹き続けると
そう信じていた
でもその風をふさいでしまう壁は
常に自分の心の中に存在していて
それは
欲望であったり
嫉妬であったり
不安、不信・・・
それらは時の流れに比例するかのように
自分自身の中で強くなっていく
規則的に刻まれる時間の中で
愛が解き放つ時間は不思議と不規則で
早かったり遅かったり
止まってしまう時だってある
季節を吹く風は必ずしも一定ではない
それが自然の摂理だ
優しい愛が起こす風も
季節の風に例えるとするならば
人間は季節をやり過ごす術を
少なからず持ち合わせているのだから
単純にあてはめてしまう事が出来れば
答えが見えてくるのかも・・・
諦めにも似た愛の形は
色々な物を傷つけながら
その形を変えていくけど
決してそんなことばかりじゃないから・・・