冬の終わりを告げる雨も上がり冷たい空気を暖かく塗りかえていく大地に染み込むことの出来ない水溜りがいくらか強さを増した太陽の光をのみこんで空へと帰っていく幾つもの出会いと別れを演出しようと桃色の花たちはその準備に余念がないほらごらんよこうして季節は移ろっていくから毎日が同じことの繰り返しなんて思わずにほんの少しだけ視点を変えてみるのもいいかもしれないよその昔誰もが肌に感じたようにね
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