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アジスの部屋  〜 投稿順表示 〜


[31] 罪滅ぼし
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消えない罪に
何を背負う?
 
罪を背負い
なにを得る?
 
後悔
憎しみ
憎悪
 
だが
罪を背負っても
なにも得ることはできない
ただ失い続けるだけだ
 
ならばどうすればいい?
 
明日を見ろ
 
明日を目指せ
 
そして
 
生きろ
 
生きること
 
それが唯一あなたができる
 
恩返しだ

2006/10/12 (Thu)

[32] 忘れられた携帯電話
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机の引き出しの隅に
ひっそりと置かれた
懐かしい携帯
 
何気なく充電をしながら
携帯を開く僕
 
あの頃よく聴いた
懐かしきメロディ
 
ふとメールを見てみると
そこに記された名前は
みんな同じだった…
 
その中の1つを開くと
そこには君と僕との懐かしい想い出が詰まっていた…
 
ときには夜遅くまでメールをし合い
寝坊したこともあったっけ…
 
君に告白するとき
メールを打つ僕の手が
ちょっとだけ震えていたっけ…
 
君から届くメールが待ち遠しくて
いつの間にか寝ちゃったこともあったっけ…
 
懐かしい想い出が詰まった携帯
初めはとても懐かしく思えた
だけどいつしか
僕の瞳には涙が浮かんでいた
 
今もはっきり覚えている
君のアドレス
だけど今はもう
見掛けなくなっちゃったよね……

2006/10/16 (Mon)

[33] 心の汚れ
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僕の心は
今はただ淋しく
輝き放っている
 
だからお願い
この偽りの心を
思いきり汚して…
 
君のすべてで
僕の心を
君の色で染めあげて…
 
真っ白な心は
見た目は綺麗だけど
中はからっぽな証
 
だから
君でいっぱいにして…
 

2006/10/18 (Wed)

[34] モノクロの世界
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僕は今もなお
さ迷い続けている
モノクロの世界に…
 
あの日
僕は光を失った
 
すべてが
色褪せて見えた…
 
君の声が
懐かしい…
 
目を閉じると
君の声が蘇る…
 
涙を溢さないように
空を見上げる僕
 
澄んだ青い空も
今は灰色に染められている…
 

2006/10/19 (Thu)

[35] 
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そっと呟いた
言の葉
 
君に届いて欲しくて
空を見上げた
 
君があの空の向こうにいるから
僕は空へ語りかける
 
届くかな
僕の声
 
君に願いながら
僕は呟く
 
もしも
この声が届いていたら
夢で出会おう
 
君が来るまで
僕は一人待ち続ける
だから
いつかまた出会おうね…

2006/10/22 (Sun)

[36] ぽかぽか
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久々に君に会えたけど
 
君はぐっすり眠っちゃった
 
お疲れ様
 
また今度会ったときは
 
たくさん話そうね

2006/10/29 (Sun)

[37] アルツハイマー
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一秒の記憶
 
失われていく過去
 
わかるものは
ほんの5分間の過去
 
名前も
感情も
持つことを許されぬ
 
過去を
失い
生きてゆく
 
見えない呪縛に
縛られた己
 
世界は
闇の中…
 
 
 

2006/10/30 (Mon)

[38] 星への願い
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一人君を待ち続けた夜
 
夜空に流れる星を見た
 
きっと君は来ない
 
そう思っていたけど
 
僕は待ち続けた
 
1パーセントでも希望があるなら
 
僕は願い続ける
 
一人待ちこがれた長い夜
 
流れる星を見つけたとき
 
僕は後ろからそっと抱きしめられた…

2006/11/05 (Sun)

[39] 希望の光
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信じることが嫌だった
 
なにもかも嘘ならばいいと思っていた
 
あの日のできごとも
すべて偽りの記憶ならばよかった…
 
告げられた言葉も
僕には聞こえなかった
 
いや
聞かなかった
 
現実を拒みたかった…
 
君の死を
信じる勇気がなかった…
 
現実から逃げた
 
永遠とも思えた時を
僕は独り孤独に生きた
 
もうこの世界に関わりたくなかった
 
偽りの世界を
望んだ…
 
時の間に
光を見た
 
失ったはずの
希望を見つけた
 
いつかまた
逃げ出したくなる日が来るかもしれない
 
だけど今は
信じたい
 
この温もりを
信じたい
 
最後にもう一度
この世界を信じてみよう
 
今はただ
素直に君だけを見ていたい…
 
 
 

2006/11/14 (Tue)

[40] 雪静樹
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雪が舞い散る夜
白い吐息が
僕の手を暖めてくれる
 
一人ぼっちの僕を
樹が隠してくれる
 
静かな夜
まるで僕しかいないような
静寂な世界
 
あの日も
確かこんな夜だった
 
遠い…昔の話だ
 
ただ1つ
あの日と違うのは
 
僕の隣に
君がいないということ…

2006/11/27 (Mon)
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